無題

朝と暮れと手を君に 捧げるよ 夜を
怖がらないで 目を閉じていて
雨音が聞こえる？

薄蒼に包まれて じっとしていた
そっと
振り向いてねぇ 赤のむこうで
たゆたうはの雫

忘れないでいて 奥の方だから ねぇ 声に
気付くように 今君に 捧げよう

レインデイ レインデイ 鮮やかに
レインデイ レインデイ ひそやかに
レインデイ レインデイ 歌うように
レインデイ でいたいね


そっと息をしていた
戸惑った瞼と
彷徨う手に 触れさせて
この音が聞こえる？

忘れないでいて 奥の方だから ねぇ 声に
気付くように 今君に 捧げよう

レインデイ レインデイ 鮮やかに
レインデイ レインデイ ひそやかに
レインデイ レインデイ 歌うように
レインデイ でいたいね


レインデイ レインデイ
レインデイ レインデイ

無題

随分と長いこと落ち込んでたみたい。そうでもないかも。何だか昔の夜の日記を開いてみたら随分と荒んでいた。今は何というか、少しずつ落ち着いてきてる。呼吸がしやすくなった。
僕の大切な人はいつでも僕に場所をくれて、寄り掛かっていいのかはじめのうちはわからなかったけど、段々と甘える方法を覚えてきた気がする。あの人はたくさんのあいしてるをくれるけど、僕にはまだあげられない。気持ちが怖いから、臆病だから。でも僕の臆病なところも自分で理解してるし、彼がとても広くて温かくて、だけど弱くて傷付きやすいのも理解している。僕が弱っていないときは静かに包んでいられたらいいなって、そう思って。僕なんかよりよっぽど辛いんだ、だから苦しいなんて言ってごめんなさいっていつも思ってるけど、いつも居場所をわけて貰ってる。だめだな、自分。だけどこんなに優しい気持ちになったのも久し振りで、今だったら優しいことばも歌えるかなって思ってる。結局はことばの端々に性癖が出てしまうのだけど、バンドの子には疎まれるかも知れないのだけど、あの人もだからいいんじゃないかな。いつか殺してしまうかもと言われたのがすごく嬉しかったんだよ。変だよね。だけど嬉しかったんだ。幸せな気持ちで僕はゆるゆると優しく首を締められている。心臓をとりだされちゃいそうな気分だ。

無題

あの匂いをなんていったっけ、ねぇ
甘くて泣きたくなる　僕の花

あの雨の音を僕は覚えている、ねぇ
恵むのじゃなく、針みたいに染み込む

いつの日だって僕らは
記憶を頼って糸を紡いで

指先から触れて　そのまま溶けて
地面に落ちて　下に　下に
立ち上って　薫って　もっと眠くなるように
粒が消えるまで　空に　空に

無題

引き出しが埋まってきたら僕はそれを一度全部開けひろげて整理しなくてはいけない。日常と生活は降り積もるものだから、一度綺麗にしまいなおさなくてはいけない。そうやって生きてきただろ、なぁ、僕はそうやって生きてきただろ、だからまた同じようにすればいいんだよ、頼むから。なんだか引き出しを全部ひっくり返してライターで火をつけてしまいたいんだ。物事が溜まりすぎると投げ出したくなるのはいつものことだけど、なんか、なんか、うん、違うんだ。お仕事も辞めて、バンドも辞めて、あの人と別れて、お父さんとお母さんにありがとうを言ってから静かに死のうと思ったんだよね。今はもうそんなこと思わないし、ちゃんと僕は生きているのだけど。だけど一度に僕を埋め尽くしちゃったから、整理する暇がなかったんだと思う。だけど僕を大事に思ってくれる人の胸でひどく泣いて、泣いて、落ち着いた。本当に、僕は優しいひとと一緒にいるんだなぁって思ったよ。だいすきだ。もうちょっと待ってて欲しいな、いとしいだとかあいしてるだとかをあなたに差し出せるようになるから。

無題

なんだかちょっぴり元気になって、かなり落ち込んだ。でもいい落ち込みだと思う。悔しい、って思ったの久しぶりかも知れない。上手くなりたい、素敵になりたい、いい音楽をやりたい、いい歌を届けたい、そう思った。なぜか知らないけど最近とても苦手でとても怖いと思ってた人だったけど話してみればやっぱり普通だった。とても自分の身になるような話も聞いたし、よく考えてる人なんだなってようやく気付けた。僕のこと褒めてくれたんだよ。悪いことも全部ひっくるめて評価してくれた。自分の駄目なところに気付いた。僕は僕が嫌いだから嫌なところなんていっぱい出てくるし、毎日のように落ち込んでいるけど、だけどなんというかな、こう、ポジティブな落ち込み方をしてるんだよね。殻に篭ってるのもほわほわぬくぬくしてて幸せなのだけど、最近は外に出ようとしている気がする。僕の大切な人が僕の傍にいてくれるだけで歩く力を貰ってる気がする。好きだとかあいしてるだとかよくわかんないけど、こういうのを恋愛と呼んでいいんだろうかな。ふとした時に居るような気がして、でもいなくて。この気持ちは多分好きっていうやつなんだろうな。僕はまだあなたに愛してるをいえないけれど、確実に、着実に、こころは傾いているのです。

無題

僕は手をとってしまった

僕は手をとってしまった！


今だけは甘い汁を舐めていようと思います。いつ終わるかわからないけどその時まで。あれだけ欲しがっていた温度を手に入れたのだからいいじゃないか。

無題

何万回あいしてるって言ったって全く意味無いこと気付いてないの、ねぇ
だからそんなに頑張ったって音楽は消えちゃうもんだし、わかる？
僕らは毎日わめいて、傷を増やして、穴を空けて、音を作って、
でも全部消えちゃうんだよ、ねぇ聞いてる？聞いてる？
この声が聞こえますか、この声が聞こえますか、この声が聞こえますか、この声が聞こえますか

しぬために僕らははたらいているわけじゃないけれど、でも、でも最後は全部消えちゃうわけ
僕らは働いて死ぬんだよ、死ぬために歌ってるんだよ
僕がこうやって歌ってるのも意味無いことだってちゃんとわかってるけど
やりたいことやればいいじゃん、ねぇ、僕の声は聞こえますか、
ねぇ誰か教えて、教えて、早く、殴ってください、殴ってください、殴ってください殴ってください

無題

何をやっているんだろう、僕は。傷つけたって何にも得になんかならないのに、それでも一時の快楽を求めて僕は、僕を、消そうとしている。
また拡張をはじめました。昔拡げたけど元に戻しちゃった左ロブ。拡張期はもう持っていたから、少しずつ拡げていってついさっき６Gになったよ。僕の手元には向こう側が見えるピアスは６Gからしかないから、ようやく風穴と言うことが出来るんだよね。とりあえず２Gまではやろうと思う。それからはわからない。やっぱり大きくなるにつれて失ってはいけない物が見えてくるからね。僕の左ロブはおそらく一生か、またはとてもとても長い時間ふさがらないだろうし、もう１度拡張を始めたからファッションピアスのサイズに戻すのも時が必要だろうね。とても恐ろしいのだけどなぜかやってしまうわけだ。こわいことはとても心臓によくなくて、ここちよい。
耳朶がしんしんと痛むのが懐かしくて安心する。なんだかまた変態な僕が戻ってきたみたいだ。最近こんなことなかったし結構おとなしかったのだけど。